こんにちこんばんは。普段は主にAndroidスマートフォンのレビューをしている私ですがレビュー記事を作成する際に情報源として使用しているアプリを公開したいと思います。というより備忘録です。競合ブロガーには教えたくないのですがネタがないので教えてしまいます。本当は教えたくないシリーズ第一弾です。
スペックは公式サイトを参考にすることがほとんどですがそれだけでは情報不足です。DRMとかイメージセンサーの名称を取得するにはアプリで確認するのが手っ取り早いです。
スマートフォンのレビュー記事を書く際のポイント
スマートフォンはもはやただの電話機ではなくカメラやジャイロセンサーなど様々なハードウェアを搭載しています。またAR CoreなどGoogleのAR機能を使用したアプリケーションを動作させることが可能なスマートフォンも存在します。調べたい情報は山程あるわけです。
そこでアプリケーションを使いスマートフォンのハードウェアソフトウェア情報を取得します。これらのアプリはGoogleが提供するAPIからではなく、非SDKインタフェースと言われる手法を使用して情報を取得しているケースが多く将来的に動作しなくなる可能性もあるので注意が必要です。
ただ、これらのアプリは能力のある開発者によって作られているため得られる情報が多く、ガジェットブロガーには欠かせません。なので日々アプリを探し続けています。
ハードウェア情報を表示するアプリは必ずしも正確とは限りませんのでご注意ください
アプリの種類
一口にアプリといっても種類がたくさんあります。
機能表示アプリ
ほとんどのスマートフォンにはカメラがついていますが、ごく一部ついていないものもあります。カメラがついていないのは見た目でわかりますが、コンパス機能やジャイロセンサー機能は内蔵されているもので外見からはわかりません。そのような機能を、機能表示アプリを使用して機能が搭載されているか調べることが可能です。
ベンチマークアプリ
スマートフォンの性能を測定し、客観的な数値として表示してくれるベンチマークアプリがAndroidやiOSでは多数存在しています。これらの数値はスマートフォンを購入する際に端末の処理性能がどれくらい優れているか教えてくれるので便利です。スマートフォンの価格が安いのにベンチマークのスコアが高かったらそれはコストパフォーマンスに優れているスマートフォンといえるでしょう。
アプリ一覧
・DRM Info
DRM Info
Android Fung無料posted withアプリーチ
これはDRM(digital rights management)に関する情報を取得するものです。詳しくはこちらからご確認ください。主にWidevine CDMのセキュリティレベルを確認するのに使用します。
とにかくこのセキュリティレベルがL1でないとAmazonプライムビデオやNetflixでHD以上の解像度で動画視聴をすることができません。正確にはセキュリティレベルがL1でも非対応デバイスは高画質再生できませんが、とりあえずセキュリティレベルがL1であることが最低条件です。
このアプリでは他にデバイスの対応しているHDR規格についても教えてくれます。
・Device Info HW
Device Info HW
Andrey Efremov無料posted withアプリーチ
とにかく多くのハードウェア情報を取得できます。センサーのメーカーやストレージがUFSかeMMCかもわかります。SoCの詳細な周波数も確認可能。
・Ampre
Ampere
Braintrapp無料posted withアプリーチ
スマートフォンの充電放電情報を取得できるアプリです。物理的なチェッカーを使用するのが面倒な人はこれを使えば良いのではないでしょうか。
・Bluetoothスキャナー - Bluetoothファインダー - ペアリング
Bluetoothスキャナー - Bluetoothファインダー - ペアリング
Zoltán Pallagi無料posted withアプリーチ
接続しているBluetoothデバイスのコーディックの確認や変更が可能なアプリ。本体側とワイヤレスイヤホン側の対応しているコーディック両方確認可能なので便利です。他に周囲のBluetoothデバイスの信号強度を測定することも可能。設定によっては周囲の人が使用しているスマホやワイヤレスイヤホンの機種名がわかってしまいます。悪用厳禁です。
・Kindle for Android
Kindle電子書籍リーダー:人気小説や無料漫画、雑誌も多数
Amazon Mobile LLC無料posted withアプリーチ
電子書籍リーダーですがメモリのheap sizeを取得する機能が実は備わっています。
heap sizeとは
1つのアプリケーションに割り当てられるメモリの最大容量(詳しくはググってください)
・LTE Discovery(5G NR)
LTE Discovery (5G NR)
Simply Advanced無料posted withアプリーチ
現在地のバンドを取得できます。正直バンド以外の情報はよくわかりません。そこで今回もう少し詳細に調査してみました。
結果......よくわかりませんでした。現地点では不明ということになります!
当サイトでは今後も精力的に調査していきたいと思います。
なお、root権限があるともう少し詳細なデータが取れるようです。
・DevCheck Hardware and System Info
DevCheck Hardware and System Info
flar2無料posted withアプリーチ
Device Info HWで情報を得られない場合とかに使用します。こちらの方はデザインが洗練されている印象です。あと現在のCPU周波数をフローティングで表示することも可能です。アプリ制作者はカスタムカーネルのElementalXとその制御アプリも開発しています。
公式サイト:https://elementalx.org/devcheck/
・PCMark for Android
PCMark for Android Benchmark
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私は主にスマートフォンのバッテリー持ちを測定するのに使用しています。ただ測定にはバッテリー持ちが良い端末ほど時間がかかります。
・Antutu ベンチマーク
https://www.antutu.com/en/index.htm
超有名ベンチマークアプリです。CPUやGPUの他、メモリやリフレッシュレートなどで性能を測定し総合的なスコアを表示してくれます。Google Playから削除されてしまったためAndroidでは公式サイトからAPKをダウンロードしなければいけません。インストールしようとすると警告が出るし個人情報抜かれてそうな気がするのであまり使用したくはないのですが数値が一目で確認できてわかりやすいし、スマホ大国である中国がよく利用している以上無視できないアプリです。
ちなみに上記のスコアはAntutu benchmark ver9.0.5 OBのGalaxy Tab S7です。
・3DMark
3DMark — The Gamer's Benchmark
UL LLC無料posted withアプリーチ
こちらも有名ベンチマークアプリです。主にGPUの性能を試すのに向いています。
・Geekbench 5
Geekbench 5
Primate Labs Inc.無料posted withアプリーチ
説明不要の超有名ベンチマークアプリです。主にCPUのシングルコア性能とマルチコア性能の測定が可能です。
・Androbench (Storage Benchmark)
CPDT Benchmark〉Storage, memory
Maxim Saplin無料posted withアプリーチ
主にストレージの速度を測定します。シーケンシャルリードがおおよそ1100MB/s以上でしたらおそらくUFS3.0以上です。多分。
(現在はアプリが消滅したためCPDT Benchmarkの使用をお勧めします)
・ホロリー
ホロリー
カバー株式会社無料posted withアプリーチ
大手Vtuber事務所【ホロライブプロダクション】所属タレントの3Dモデルで遊べるARアプリ。ARモードで遊ぶにはスマートフォンがAR Coreに対応している必要があります。AR性能を試したり3Dモデルを確認したり何かと便利なアプリです。
まとめ
いかがでしたか?
個人的にこの中ですごいと思うアプリは【Bluetoothスキャナー】と【DevCheck Hardware and System Info】です。【LTE Discovery (5G NR)】も便利です。まさに情強御用達アプリケーション。マニアックな情報工学の世界へ誘ってくれます。
Antutuとか有名過ぎて紹介するまでもないと思いますが一応載せておきました。適当に参考にしてください。